こそだて中、こんな意見に出会ったことはありませんか?
「大変なのは今だけよ」
「今が一番かわいいときね」
「あっという間に成長しちゃうから、今を大切にね」
これらはすべて、当サイト運営者自身が息子が未就園児のころに、知らないマダムや少し大きなお子さんのいる先輩ママなどから、実際にかけられたことのあることばです。
明言はされていませんが、「がんばってね」という応援のメッセージが込められたあたたかいことばたち。
頭ではそのように理解できるのですが、自分を後回しにしてばかりの生活に疲弊していた当時は
「そんなことを言われても、“今”苦しい気持ちは軽減されない…」
「“早く大きくなれ”と思っている私はおかしいの…?」
と、こうしたことばをかけられるたびに、本当はすこし傷ついていました。
おなじような経験をしている方は多いのではないでしょうか。
こうしたことばの受け止め方のコツを含めて、先輩ママが伝えたい想いと、当事者ママの気持ちのギャップについて、感じていることを紹介します。
いきなり話が逸れますが…。
独身時代、もしくはこどもが第1子妊娠前、どんなことが好きでしたか?
当サイト運営者は、ミュージカル(特に劇団四季)鑑賞を生きがいとしていた時期があります。
ライオンキング、CATS、ウィキッド、オペラ座の怪人、夢から醒めた夢、…好きな俳優さんが特定の役柄で出演する時期などは特に通いつめ、月に9回見た時期もありました。
観劇で感じたしあわせの余韻に、毎日エネルギーをもらって生きていました。
そんな「生きる力の源」ともいえるミュージカル鑑賞でしたが、結婚/妊娠を経て自然と価値観が変わったこともあり、CD音源を聴くことも含めて、しばらくすっかり離れていました。
でも、息子が成長し、本人も観てみたいと言うので、思い切ってクリスマスに息子と2人でライオンキングを観劇してきました。
するとたくさんの発見があったんです…!
こどもが生まれたら、自分の趣味に時間とお金を費やすことは「浪費(=もったいない)」に等しい…
「無駄遣い」とすら感じていました。
でも実際は、リターンが大きい、即効性/確実性のある「投資」でした。
笑顔でこども/家族と接するための「こころの充電」として、家族みんなにとって、とても有意義な時間であることがわかりました。
こどもと同じ体験を通して、共通の話題ができて、日常生活に笑顔が増えました。
特に「ハマって詳しくなった昔の趣味/部活動」などは、時間をあけて再度かかわったときにはたくさんの気づき/発見があります。
「こんなところが昔と今ではちがうんだね」と新鮮な気持ちで話すことができたり、「こんなコツ/面白いことがあるよ」と、こどもと盛り上がったり、尊敬されたりすることもあります。
こどもの成長をあらためて感じました。
趣味によってはどうしても、自分のことを後回しにせざるを得ない(ガマンが必要な)時期はあります。
そうした時期を抜けて、再び趣味に触れることができているよろこびとともに、こどもの成長を実感し、ありがたく噛みしめることができました。
話を戻します。
「大変なのは今だけよ(だからがんばってね)」という先輩ママたちからのあたたかいことばに傷ついていた当サイト運営者ですが、先日ライオンキングを息子と観劇して、ようやく「今だけ」と言っていた先輩ママたちの気持ち/意図に共感できるようになったことに気が付きました。
たしかに、こどもが成長し、以下のような生活から卒業した今、「特に大変だったこそだて期間を抜けた」という感覚があります。
夜泣き対応やお昼寝時間に合わせた生活
いつこどもが泣きだすか分からない(そのため気分転換にお店に入ることをためらう)生活
こどもの命の安全を常に意識する必要がある生活
ふりかえると、大変だった時期はほんの数年間。
たしかに「喉元過ぎれば熱さを忘れ」たな、という実感があります。
当時つらい/大変だと感じていた息子の特性(こだわりが強い、特定の状況に対する不安感が強い、繊細、…)は、成長するにつれて「こどもの良いところ」につながっている実感もあり、当時の苦労をなつかしくふりかえる余裕も出てきました。
でも、当時感じていた「違和感」も忘れてはいません。
終わりのみえない「乳幼児育児」という長い長いトンネルを、(多くの時間をこどもと2人きりで、)すべてのタイミングをこどもに合わせて過ごす「自分をおさえた」長い1日の連続として感じていた当時は、「ふりかえればあっという間」という「通り過ぎた人にしかわからない感覚」に共感することはできませんでした。
当時のモヤモヤした気持ちを言語化するとしたら、大変な「今」への「共感」と、大変な今を「“楽”にする情報」がほしかったのだと、今は思います。
先輩ママは「つらい時期には終わりがある」という希望を伝えたかったのでしょう。
でも、現役で乳幼児を育てるママたちは、「今」を生き抜くことで精一杯。未来の話よりも「今」楽になる話を聞きたい、もしくは、話をきいて共感してもらいたい、そんな気持ちが強いのだと思います。
立場によって想い/感じ方がちがうのは当然ですし、そうやって変わっていくからこそ、2人目、3人目を生み育てることができるのでしょうから、悪いことではなく、むしろ良いことだと思っています。
ただ、えみのわとしては、「今つらい」保護者のみなさんが“楽(=たのしい、ラク)”になるような「大変さに寄り添う」情報を、今後も発信していきたいな、という想いを再確認することができました。
先輩ママから「つらいのは今だけ」「過ぎればあっという間よ」ということばを受け取るたびに「なんだか自分のほしいことばではない」と傷ついている方がもしいたら、こう考えてみてはいかがでしょうか?
励まし/応援をしてくれている
「もっとがんばれ」という意図はない
「(乳幼児育児という)長いトンネル」には終わりがあるんだな
今を「つらい/大変だ」と自分は感じているのだな
今をラクにする情報を活用して、もっと自分をラクにしてあげていいんだな
今を大切に楽しめていない自分は「悪」ではなく、それくらいがんばっている、という証拠なんだな
もっと休息を大切にしようかな
だれかのことばに傷ついたり、違和感を覚えたりしたら、それは「自分の気持ち」を確認するチャンスです。
自分は本当は何を求めているのか?
自分のなかの「満たされない想い」は何だろう?
日常生活のなかで、その「想い」をほんのすこしでも満たしてあげる方法はあるか?
寝る前などに、横になりながら考えてみると、毎日を心地よく過ごすヒントが見つかるかもしれません。
“今”育児が大変だと感じている保護者の方が、おしゃべりや普段とちがう体験を通してリフレッシュすることができるイベントを、年に数回開催しています。
直近でたのしんでいただけるイベントを2つ、紹介します。
来春入園を控えたお子さんの「思い出のTシャツ」を、エコバッグにリメイクしませんか?
グッドトイであそべて、入園準備前に聞いておきたい経験談も聞けます♪
<イベント概要>
・イベント名:第10回 園えらびとこそだての座談会
・日時:2026/1/19(月)10:30~12:00
・場所:団地いどばたラボ(習志野市袖ヶ浦3-5-3 袖ヶ浦ショッピングセンター内)
・テーマ:Tシャツエコバッグづくり
・ご参加料金:1家族さま500円(税込)
・詳細:https://note.com/enerabi_kosodate/n/n69368e9f6a11
・お申込み:https://forms.gle/matw9UfXDDMC4fou8
親子で巨大スライム作りとおやつ作りを楽しみながら、ママ同士でのおしゃべりや情報交換もできて、保育士ママ・うつ経験ママに相談もできるイベントもあります♪
<イベント概要>
・イベント名:親子で巨大スライムと楽しいおやつ作り!
・日時:3回、同内容で開催予定!ご都合の良い日程でお申込みくださいね♪
①2026年2月7日(土) 10:30~12:00
②2026年2月7日(土) 13:30~15:00
③2026年2月19日(木) 15:30~17:00
・場所:茶茶谷津本店(千葉県習志野市谷津5-4-8)※谷津駅北口すぐ
・材料費:800円 税込(1家族さまあたり)
・対象:2歳~8歳までのお子さまと保護者の方
・もちもの:汚れても良い服、いつものおでかけグッズ
・詳細:https://note.com/hitsuji_no_bouya/n/nba0d02e3f146
・お申込み【2026年1月16日~受付】:https://forms.gle/JtQkSWNTB2x9mr9z9
こそだてをたのしい!と感じられずに悩んでいる方
地域にお知り合いが少なく孤独感を抱えている方
リフレッシュ方法をさがしている方
お子さんに普段とすこしちがった体験をさせてあげたい方
など、こそだて中の方にお楽しみいただけるように準備していますので、ぜひ事前にお申込のうえ、あそびに来てくださいね♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
本年も、えみのわのブログをご覧くださり、ありがとうございました!
2026年も、ゆったりとつづっていきますので、よろしければお付き合いくださいね♪
良き新年をお迎えください。
2025年12月30日
第132号
趣味も大切
ママになり価値観が変わって
趣味がわからなくなったという方は
「かつて好きだったもの」に
もう一度触れてみると
何か発見があるかもしれません
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