習志野市内在住の保護者にとっての大きな悩みのひとつが、「保活」ではないでしょうか?
習志野市内で、万が一「不承諾(保育園落ちた)」となった場合にどうしたらよいのか?も気になります。
当サイトでは、広い視野での園えらびをおすすめしていますが、
保育園/こども園(長時間児)についての園えらび~申込(~入園まで)の活動を「保活」と定義し、記載していきます。
ここでは、「保活」において多くの方が検討する「認可保育園への入園申込」に関連し、
習志野市役所HPの公開情報をもとに、習志野市での保活の概要をまとめます。
紹介したい情報が多く複雑なため、「保活」については前編/後編に分けて記載します。
前編
:保育園の定義/種類/入りやすさ/申込に必要な「点数」、などについて
後編
:入園申込の結果「不承諾」となった場合のその後/入園しやすいタイミング/広い視野での保活、などについて
このページは「習志野市での保活は大変?ー後編ー」です。
「ー前編ー」はこちらからご覧いただけます。
→習志野市での保活は大変?ー前編ー
目次でご興味のある部分から、もしくは、お時間のあるときにすこしずつ、ご覧いただけます。
「保活」のながれとして、認可保育園の一次選考の結果、「不承諾」(つまり、保育園に「落ちた」状態)となってからほかの園をさがす、と想定されている場合は、注意が必要です。
なぜなら、一次選考の場合は2月上旬~中旬に、二次選考の場合は3月上旬に、結果通知が届くためです。
(参考:習志野市HP 令和6年度認可保育施設 入所・入園案内 https://www.city.narashino.lg.jp/material/files/group/136/R6-nyusyoannnai.pdf )
さらに、認可保育園の一次選考と同様のタイミングで、認可外保育園/こども園[短時間児]/幼稚園などにおいても、多くの園で選考を行っており、申込める枠が残っているかどうかわからない、という状況もあります。
このため、認可保育園に入れなかった場合のその後の動きを、入園申込の時点で、あらかじめ考えておく必要があります。
4月入園を目指して入所申込を行い「不承諾」となった場合、例えば以下2つの対応が考えられます。
希望のタイミングでの入園をできるだけ確実にする(入園申込時点での対応)
入園のタイミングが延期となることを受入れて、希望の園への入園を目指す(認可保育園に落ちたあとのうごき)
以下で、それぞれについて具体的に紹介します。
認可保育園/こども園(長時間児)を希望されている場合も、あらかじめ希望の条件に合う認可外保育園/幼稚園を検討しておき、
認可保育園との併願が可能か、見学時に確認しておきます。
あらかじめ併願が可能なことを確認できている園に併願し、
認可保育園の一次選考に臨むと、不承諾となった場合も慌てずに済みます。
「併願不可」の場合は、入園申込の結果「不承諾」となったあと、
定員に空きがあれば入園できる可能性もあるためあきらめず、ご家庭の条件に合う、希望の認可外保育園/幼稚園に、一度確認してみることをおすすめします。
お子さんの入園年齢が3歳以上の場合は、就労形態などの状況によっては、選択肢を増やして検討しなおすことも可能です。
幼稚園
公立幼稚園:4~5歳児
私立幼稚園:3~5歳児
こども園[短時間児]
預かり保育を活用することで、就労時間を確保することができる場合があります。
送迎バスを利用する園の場合は、預かり保育を利用する場合もバスを利用できるか、確認しておくと安心です。
希望の認可保育園へ申込み、万が一「不承諾」となった場合には、下記のような対策をして5月以降の入園を狙うこととなります。
入所が決まるまで育休を延長する
入所が決まるまでの間だけ、就労形態などを調整して、下記のサービスを活用しながら、可能な範囲で仕事を再開する
ファミリーサポートセンターを利用
ベビーシッターを利用
一時保育※を利用
※仕事で利用(=非定型利用)の場合、翌年度1年分の一時保育を、3月にまとめて予約できる場合があります
なお、入所申込みは年度内有効となるため、入所申込書の「翌月以降も申込みを継続する」にチェックをした場合は、入所内定となるまでは毎月継続して利用調整が行われます。
ただし、4月以外の入園は、受入れ予定人数が少ないため、「狭き門」であることを理解しておく必要があります。
定期的に、習志野市役所HPに、任意の時点での保育所空き状況が更新されています。4月以外の月の入園を考える際の参考になる情報です。
参考:習志野市役所HP ホーム>子育て・教育>保育・学校 (「令和〇年〇月保育所空き状況」という名前のページをチェック)申込む前の段階で「点数」が足りなそうだと感じる場合は、以下の(3)も検討することをおすすめします。
「ー前編ー」で紹介した、入園申込のためのご家庭の「点数」がご希望の園の「最低点」に届かず、入園できる可能性が低そうな場合は、以下の園を視野に入れても良いかもしれません。
認可外保育園(申込み順で入園できる)
幼稚園※
こども園[短時間児]※
※:入園時の年齢3歳児以上で、預かり保育の利用を前提として考えた場合
「保育の必要性」が認められた場合は、一定の金額まで、預かり保育の保育料が無料となります。
参考:幼児教育・保育の無償化(習志野市役所HP)の「幼稚園の預かり保育を利用する方」を参照当サイト運営者はパート勤務だったため、保活時の家庭の「点数」が「50点」に満たず、
認可保育園に入園できる可能性は低いと判断。
申込順に入園が決まる安心感に魅力を感じ、認可外保育園をえらびました。
入園のタイミングは
4月入園
4月以外の入園
の2つに大きく分けることができますが、
募集人数が多く応募人数も多い「4月入園」を例に、以下を記載します。
習志野市役所HPに、【令和6年4月】(一時)入所選考結果が掲載されています。
参考:【令和6年4月】(一次)入所選考結果(習志野市役所HP)これを見ると、年齢が低いほど入所承諾率が高く、0歳児のうちに入園できるように申込むほうが入りやすそうに見えます。
一方で、【令和6年度4月】の保育所入所予定数を見ると、多くの園で、「0歳児よりも1歳児の募集人数が多い」傾向があります。
参考:【令和6年4月】受入予定数(習志野市役所HP)※PDFを参照(再掲)以上の内容を受けての私見として、
0歳児と1歳児とを比較した場合、いずれも不承諾者が存在し、入りやすさに年齢による大きな差はないように感じます。
(0歳児は承諾率は高いが受入れ人数が少なく、1歳児は受入れ人数は多いが承諾率が0歳児よりも低いため、どちらも「狭き門」といえる)
2歳児以降は、学年が上がったことで増える枠の分の募集が中心になると考えられるため、多くの園でさらに「狭き門」となっている印象です。
保育園には、5歳まで在籍できる園のほかに、2歳児で卒園となる認可保育園(小規模保育施設を含む)もあります。
3歳児クラスに上がるタイミングで、再度「保活」が必要となりますが、決められた進級先の園であれば「1点」が加点された状態で入園調整が行われます(4月転所の場合のみ)。
あらかじめ決められている進級先以外の園も希望することができます(この場合は「1点」の加点はされない)。
たとえば、3歳児の入所申込人数が多いこども園[長時間児]も一部あるため、送迎しやすいエリアにそのような園がある場合は、2歳児までの園も選択肢に入れても良いかもしれません。
以上をまとめると、「保活」において、誰にでも共通する「ベストなタイミング」は「特にない」と考えられます。
保護者の方のお仕事の都合や育休復帰など、ご家庭のタイミングに合わせて考えるのが1番なのではないでしょうか。
「保活」をしている、もしくはこれから「保活」を予定している方で、認可保育園への入園をご検討中の場合は
ご家庭の状況(勤務や家族の状況など)から考えられる「点数」を、習志野市役所こども保育課で一度確認されることをおすすめします。
現実的な「点数」を知ることで、習志野市役所が公開している情報をもとに、以下のように可能性を具体化して選択肢を絞り込むことができます。
ご自身(ご家庭)の「入園しやすさ」はどのくらいか
(=入園申込が承諾されそうな点数か)
ご家庭の点数で入園できそうな園はありそうか
(=通勤経路を工夫することで無理なく通える位置に、入園できそうな園※はあるか)
希望するエリアに「幼児教育・保育の無償化」の制度を利用して通える認可外保育園はあるか
(=点数から考えて認可保育園への入園が難しそうな場合、認可保育園に入園できるまで育休を延長するか、職場復帰のタイミングを変えずに認可外保育園などのほかの園※を選択するか、を考える)
認可外保育園も視野に入れる必要性がありそうな場合は、習志野市役所こども保育課を訪問する際、
併せて「幼児教育・保育の無償化」の対象になる園も確認しておくと安心です。
個人的な体験談で恐縮ですが、
3歳児から入園できる園をさがして当サイト運営者が「保活」を行っていたときは、
習志野市役所こども保育課で家庭の「点数」を確認した後、広く調べる前に「認可保育園/こども園(長時間児)は無理だろう」と諦め、
認可外保育園に的を絞って園さがしを行いました。
結果的に息子は現在、園生活をとても楽しんでおり、良い選択だったと考えています。
しかし、施設名が「幼稚園」だけれど実際は「こども園」として運営されている、という私立の園が複数あることを後で知り
(さらにそのうちの1つが比較的自宅の近くにあることを知り)、
認可外保育園以外の選択肢をまったく検討しなかった(知らなかった)ことを、今になってすこし後悔しています。
現在通っている園の保育内容には満足しており、保育園には感謝してもし足りないほどですが
災害時に徒歩でお迎えに行き自宅まで安全に帰ることや、小学校進学時に近隣のお友達がいたほうがなじみやすいことなどを考えると、
やはりできるだけ自宅に近い園をもうすこし粘り強くさがせばよかったな、と感じざるを得ないためです。
このため、これから「保活」「幼活」を行う保護者のみなさまには、
ぜひ、広い視野で「通える可能性のある園はどのくらいあるのか」を一度見渡してみていただきたいと考えています。
保活は大変。
認可保育園には入りづらい。
「保活」に対してそうしたイメージを持つ方は多いと思われ、実際にそのような状況でもあると思います。
インターネットでの情報収集の段階では特に、漠然とした不安が膨らみがちですよね。
不安がすこしでもある場合は、
ご家庭の点数や、ご希望の園に入園できそうかなど、ご家庭の状況も含めて一度、習志野市役所こども保育課へ相談に行くと、状況が整理されて現状を把握しやすくなるのでおすすめです。
保活の苦労は、育休中の方/時間の調整がつきやすい方のほうに偏りがちですが、不安な気持ちや複雑な情報収集、各園の比較検討などについて情報を共有しながら、
ひとりで抱え込まずにご家庭のみなさんで「納得のいく園えらび」をしていただきたいと考えています。
なお、本記事は保活の「ー後編ー」です。
「ー前編ー」はこちらからご覧いただけます。
→習志野市での保活は大変?ー前編ー
園えらびに役立つさまざまな情報を、下記のページからご覧いただけます。よろしければ併せてご覧ください。
園えらびの一部が、当サイトのご利用により、すこしでも「楽」になりますよう、願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
2024年2月16日更新
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