みなさんのお子さんは、どんな性格ですか?
当サイト運営者の息子は、完璧主義の傾向があります。
おえかき/ぬりえ/工作/ブロックなどの創作的なあそびは、たった1か所でも「失敗した」と感じたら許すことができず、グシャグシャにしてしまいます。
将来のことを考えるとちょっと心配になりますが…息子をみまもりながら思うことをつづります。
おなじように「失敗を許せない」タイプのお子さんをお持ちの方には、共感していただけるかもしれません。
ご自身のお子さんのことを思い出しながら、お読みいただけますとうれしいです。
突然ですが、みなさんは、失敗したときどんな気持ちになりますか?
やってしまった…!と、あせる
後処理のことを考えて、気分が沈む
どうしてこんな失敗をしてしまったのか?と、落ち込む
挽回する方法をすぐに考える
どうして失敗したのだろう?と、原因を考える
など、人/状況によって、失敗に対する反応はさまざまですよね。
こどもたちは、失敗するとどんな気持ちになるのでしょうか?
失敗しても「次がある!」と、思える子
失敗をなかったことにしたい子
1つの失敗で「すべて終わってしまった」と、絶望する子
「怒られる!」とおびえる子
など、こどもにより、失敗に対する反応はさまざまです。
当サイト運営者の息子は完璧主義な傾向があり、「失敗をなかったことにする」ためか、消そうとしたり、グシャグシャにして捨てたり投げたりすることが多いです。
成長にともない、人に対する八つ当たりは減ってきましたが、まだまだ物への八つ当たりは続いています。
先日、卒園記念品の寄せ書きメッセージを書く機会があったのですが、ほんのすこし「失敗した」と息子が感じただけで、「もうその紙には書きたくない。新しい紙にして」と言ってききません。
紙が何枚あっても足りないので、失敗して「気持ちがたかぶる前に切り上げて、気分が乗っているときに再トライ」をくりかえし、ほんのひとことのメッセージを、3日がかりで書き上げました。
思い描く理想が高いようで、おえかき/ぬりえ/文字を書くことなどをしたがらない傾向もあります。
失敗したくないからやりたくない
うまく描けなかったらイヤだからやりたくない
というのが理由のようです。
このような、理想の高い完璧主義では、小学校入学後の授業/宿題についていくのが大変になるのではないか?と、心配になってしまいます。
失敗したときに人や物に八つ当たりする子はすくなくないと思いますが、親として心配にもなりますよね。
おともだちとトラブルにならないか?
近い将来、学校で大事なプリント/テスト/宿題などを破いてしまわないか?
将来、周囲に当たり散らす大人にならないだろうか?
失敗を乗り越えるちからを身につけられるだろうか?
など。
でも、このように未来の心配をしながら「失敗して荒れている息子」をみると、イライラしてしまうことに気づきました。
実際に、先日折り紙に失敗して当たり散らしている息子に対してさまざまな思いがわき上がり、強く言い過ぎて泣かせてしまいました。
どんな対応が正解だったのか?いまだにもやもやしています。
起こるかわからない未来を心配するよりも、「そのとき息子がどうやって、そのイヤな気持ちを乗り越えようとしているか」をしばらくそっとみまもって、落ち着いてきたころにすこし話をしてみたらいいのかな…
と、今は感じはじめています(それが正解なのかどうかはわかりませんが…)。
だれでも失敗することはあります。
逆を言えば、失敗せずに生きていくことは不可能だと思います。
だとしたら、失敗を学びの機会に変えて、乗り越えるちからを身につけてほしい。
だれでも失敗をする
自分も失敗することがある
失敗しても、挽回できるチャンスはいくらでもある
失敗は、終わりじゃない
失敗は成功のもと
そんなことを、ゆっくり時間をかけながら、どうにかして息子に伝えていきたいと考えています。
すこしの失敗も許せない息子をみていて、親としてはいろいろ将来のことを心配してやきもきしてしまいますが、「本人もつらいのだろうな」と思います。
「失敗」を受け入れられずに苦しんでいる、本人のつらい気持ちを汲んで、できるだけやさしくみまもり、対応してあげたいと考えています。
失敗しても大丈夫ということ
人や物を大切にするということ
おどしたり、怒ったりする以外の方法で、この大切なメッセージ2つを伝えることができないか、試行錯誤しながら探っていきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
2024年3月4日
第33号
息子が失敗して八つ当たりしながら
一生懸命つくっていた折り紙の箱
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